(=゚ω゚)ノ

猫飯のブログです。

PMS(月経前症候群)と妊娠

高齢出産でした。
40過ぎてからの妊娠・出産です。
妊娠した時は信じられませんでした。
…というか、
「私って妊娠できたんだ!」ってのが一番の驚きでした。
身内にも卵巣破裂とか子宮ガンとかいましたし。
30代半ばまでは生理が不定期でしたし。
それに年齢も年齢だったし。
世間的にもそういう話題でもちきりでしたし。
不妊治療しているならもう打ち切る年齢ですし。。。
 
…そんな訳で、子どもなんてほとんど諦めモードでした。
 

今から思えば。

私ってPMS月経前症候群)が激しかったんですよね。
腰痛腹痛に加えてほんのちょっとしたことですごい気分が落ち込む。
普段なら気にしないことでも、自殺したいくらい凹む。
でも、生理が始まって2日くらいで不思議なくらい忘れる。
なんでここまで情緒不安定になるのか判らなくて、
オマケに生理不順で時期が読めないことがあったので
何がどう作用しているのかさっぱり検討がつかず、
コントロールできなくて本当に困っていました。
 
こんな状態が30代半ばまで続いたのですが、
生理が安定していくにつれて少しずつ因果関係が判ってきました。
PMSが軽くなった訳ではないんですが
「なんかおかしいな?」
と気づけるだけで生活が少しだけ楽になりました。
 
このリズム、仕事するにも生きるにもとにかくすごい邪魔でした
(今でも邪魔です…)。
でも、逆に考えれば、
排卵で女性ホルモンが変化しているからPMSがある訳で。
もしかして「PMSがある=排卵がある」ってことだったのかな?と。
 
…これって、妊娠可能かどうかの
自己チェックの一種にできたりしませんかね?
 
どうなんでしょ?
 
ただ、もしこの因果関係が成立するなら
PMS激しくてしんどい人で赤ちゃん欲しい人がいたら
この苦しみに結構耐えられるんじゃないかなーって思ったりします。
“苦しみ”が“希望”になりますもんね。。。

ママ業に専念してね

こないだ初めて言われました。

今までこんな台詞言われたことなかったんですよね。
なんか…衝撃でした。
 
いきさつは些細なことです。
昔お仕事でとてもお世話になった社長が会社を畳むことにして
その食事会のご招待のご連絡をいただいたことから。
平日、夜の、食事会。
 
………。
 
まず、近くに身寄りがないので預けられない。
保育園に預けようにも一時保育は18時まで。
平日なので相方にお任せすることはできない
(会社を早退してもらってまで参加するのはさすがに気が引けて)。
それで、どうしようかずいぶん悩んだのですが、
参加したい意思は伝えたうえで
「子供が同伴になってしまうのですが
 もちろん場がご迷惑なようなら辞退します」
とメールを送りました。
 
しばらくしてからメールがきて
「酒の場だし男性も多いので赤ちゃんが可哀想です。今回は遠慮…」
という文面の最後に
「今回はママ業に専念してね」
と記載されていたのでした。
 
…書いてみればたいしたことはないですねw
まぁ、このお返事はある程度想定していたので
欠席になったのはそれで納得なのですが。
きっとお誘いくださったのも
“預けられるだろう”という前提だったんだろうし。
でも、自分が今いる環境と世間(一般常識的なもの?)に
結構なズレがあるのかなーと思い、
そっちに少々ショックを受けました。
 
思えば私が今まで参加した勉強会やセミナー…は
子連れでいてもみなさんスルーしてくれていたんですよね。
いや、何かは思っていたんじゃないかとは思いますが
そっとしておいてくれてたんです。
でも、それってIT系の業界の特徴でもあり少数派で、
別の集団に入ればまだまだ私はただの”常識無し”なんだろうな…と。
また、やっぱり子供は邪魔ですよね…そりゃそうだ…。
やっぱり私はちょっとおかしいのかな?
…とかとか。
「ママ業に専念」って言葉に
いろんなことが集約されているように感じて
なんだか思いがぐるぐるしたのでした。
 
ママ業に専念…って、どういうことなんでしょうね。
確かに自分の都合で子供を連れ回したりしているので
みようによっては”可哀想”という評価になるかもだし、
実際10年後20年後に子供がどう成長しているかで
やっと評価できるものだし。。。
じゃあ、どんなことをしていれば”専念してる”って評価になるんでしょう。
自分が我慢すること?
子供の面倒だけをみること?
同じ場を共有する人たちに迷惑をかけないこと?
迷惑をかけないことってどんな振る舞い?
何をすると子供が可哀想なんだろう?
”許される””許されない”の境界線はどこなのかしら。
 
そんなことを相方に話してたら
「社交辞令だよ、別に相手はなにも考えてないよ」
と言われ、そんなもんなのかな、とも思ったり…
 
うーん。。。
なんかよく判んないなー…ってもやもやしたのでした。
 
でも、こんな言葉を日常的に聞いているママさんも
いるってことですよね。
私がそんな環境だったらきっと今頃“死んだ目”状態ですよ…

体験から実感した“越境”

このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の77日目の記事です。
昨日のエントリkimKimmyさんからバトンをいただきました。
自己紹介
こんにちは。
猫飯といいます。
このたび初めてブログなるものを書いてみました。
拙い文章ですがよろしくお願いします。
自分が想う越境
「越境って何?」と訊かれたら
・新しい世界に飛び込むこと
・キャリアを積んでステップアップすること
と答えたと思います、以前なら。
最近はそれにプラスして
・条件が変わっても同じことをやる、やり続ける
も越境になるのかなーと思ったりしています。
そしてそんな風に考えるようになったことが私にとっての転換期。
私の性質
親曰く“人懐っこい子”だったそうです。
知らない人と話すこと自体はそんなに苦ではなかったらしく、「スーパーで見失ったと思ったらレジにいた知らないおばちゃんと話してた」と母が笑って話したことがあります(私には記憶がないのですが)。
知らない人にほいほいついていくんじゃないかと心配されていたらしい。
そして、小さい頃から“知りたがり”で、ヒトがやってることすべてに興味がありました。
近所の小さい食品工場や撚糸工場に一人で行って大人が作業しているところを半日くらいずっと眺めていて、後で親に叱られる…そんな子供でした。
結構目障りでメーワクな子供ですね。。。
そんな傾向は今も残っているような気はします。
少なくともずっと家にいるより外に出ていろいろ見たり体験することの方が好きです。
経緯
学生の頃からやりたいことがあったんですが、両親に大反対されてまして。
当時は一人暮らしすら許されてなかったんですよね。
それで、いったんは就職したものの、数年勤めて準備を進めてから勝手に退職して勝手に上京してきました。
しかし、「出てくればなんとかなるだろう」と思っていたのにうまくいかず、貯金で食い繫ぐ日々が続きました。
そこで、“なるべく単価を高くする=やりたいことをする時間が増える”の発想のもと自分なりにスキルアップを意識しつついろんな業務や職場を経験することになります。
最初に就職した時は営業でしたが、直近の職場はweb/アプリ制作。
紆余曲折についてはいつかお話しする機会がありましたときに。
思えば遠くにきたもんだ…(遠い目)。
経験した“想定外”
そうやってなんだかんだと自分なりに人生精一杯あがいてきて。
そこそこ年齢も重ねてきて、さてこれからどうしていこうかと迷いつつ、ステップアップを考えて新たに勉強したいことも出てきて、社外勉強会にも参加して、それが生かせる職場に勤め始めて…で、よし、これからだ!の矢先、妊娠しました。
いや、妊娠したことはよかったんです。
自分が経験することは一生ないだろうと思っていたし、検診で元気に動く姿をみたら感動しましたし。
ただ、困ったのは“自分の計画が崩れた&未来の予測がつかなくなった”こと。
すぐに体が思うように動かなくなり、入院→自宅療養で仕事を辞めざるをえない状況になりました。
産むギリギリまで働く気満々だったのでなんとかできないかと手を尽くしてみたのですが…、結局どうすることもできず。
社会人になってからも筋トレやったりしてたので筋力体力はそこそこ自信があったんですが、どうもそれと妊娠出産は話が別なんだそうで。
また、話によると一人目と二人目でも違うんだそうで。
妊娠しないとどうなるか判らない…、出産って相当な博打だと思いました。
頑張ってもどうしようもないことって、あるんですよね。
身に染みました。 
そんな背景から
自分で決めたこととはいえこんなに想定外のことに振り回されるとは思っていなくて、やりたいことが思ったようにできなくてフラストレーションが溜まる一方でした。
今までできていたことを誰かに頼まないといけない。
悔しかったです。
それで安定期に入った時に、ふと
「よし!赤ちゃん産んでも外に出る!」
と心に決めました。
今思えば、ほとんど思いつきでした。
前置きが長くなりましたが
安定期に入ってからは体も徐々に楽になって動ける時間も多くなり、横になっていてもネットくらいはできるようになりました。そこで、どうやって外出するかをとにかく調べました。
そもそも私には頼れる身寄りも近くにいないので、日中は母子ふたりっきり。
一時保育は利用できても、普通に保育園に通わせることは無理だろう。
なら、何かあればとにかく自分でなんとかしなきゃいけない。
きっと外出しなければいけない用事が必ずあるはず。
ストレスだって溜まるだろう。
それなら、最初から練習して慣れておくのが無難…といった具合。
その時にいかにストレスなく外出できるか、どれだけ身軽にいけるか、どんなことが想定できるか、どれだけ周りにいる人たちへのマイナスイメージを少なくできるだろうか…そんなことをめちゃめちゃ考えました。
それを実行し始めたのは生後2ヶ月前後。
最初は短時間の散歩程度から始めて、徐々に行動範囲を広げていきました。
“子連れで外出”という行為
まぁ、裏を返せば“自分のエゴで子供を連れ回している”って見方もできますよね。
だから、他の方にオススメできるかは今はなんとも言えません。
力技も多いので体力的にもそれなりにしんどいし。
ただ、私の場合周囲の方々が快く受け入れてくれたのが本当に幸いでした。
また、産まれた子供もほとんど病気せずで、急な予定変更がほとんどなかったのも幸運。
おかげさまで念願の“子連れで勉強会参加”もやらせてもらいました。
トラブルがあっても温かく受け止めてくれたスタッフや参加者のみなさまには感謝しています。
これからもよろしくお願いしますw
経験を積み重ねつつ
今は勉強会以外にも「これは行けそうだな」と思ったイベントや施設にはなるべく出かけるようにしています。
こないだは赤ちゃん連れOKの回の映画を観に行ってきました。
もともと映画館で観る映画が好きで妊娠前までは1日4本くらいへーきでハシゴしていたけれど、今はそんなことできません。
今までどれだけ気を遣っていなかったか、いかにひとりが気楽だったかを痛烈に感じます。
“子供がいる”という条件を追加して同じことをやろうとすると、動作ひとつとっても気の遣い方がまるで変わってとても面倒臭い。
反面、条件がひとつ加わるだけで、同じことをやっているのに経験がまったく変わることに面白さを感じるようにもなりました。
そして、この子育ての経験を通じて“相手の立場に立つ”とか“ユーザー目線”とか、これらがどういうことなのかが少しはイメージできるようになった気がします。
そして、これから
子供って時間の経過とともに成長するんですよね。
当たり前のことなんですけど。
押せば凹むようなふにゃふにゃの生き物が動けるようになり、できることがどんどん増えてきました。
こっちもそれに合わせてやり方も変えていかないといけない。
同じやり方がずっと通用しません。
“こんな風に育って欲しい”という軸(仕様書)を基盤に、状況に合わせていつも工夫、お試し、評価、反省の繰り返し。
 
乳児から幼児、子供になるまではこんな模索が毎日続いていくんだろうな。
でも、“今の時期”は今しか経験できませんしね。
明るく楽しめるよう邁進してみます。
 
 
 
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次は新井 剛さんです。